【剣盾S9 シングル最終318位(2003)】デンヂムシ、ムーランド、はりきりキッスの初手ダイマ構築
構築&成績
構築経緯
今期も初手DM構築です。
サイクルを回す構築が増えたことで過去2シーズン詰め枠として信頼していたスカーフと食べ残しを通すのが難しくなったので、対面的な詰め方ではなく、DM後に相手を嵌める構築にしました。
・初手DM枠
今期は辺りがBに特化していない個体が多いと思ったので、DMは昨期から一辺して全員物理で押し切ることにしました。また、初手DM構築は読まれないことで強みを発揮すると思っているので、DMが読まれ辛そうで抜き性能が高い、全抜きは狙えないけど高い耐久と最低限の火力と技範囲があり、後述の条件に当てはまる、そしてDMは読まれても型は読まれない物理型のはりきりの3体をDM枠として採用。
・後続で嵌める枠
相手を幅広く見ることができる尻尾トリックとを採用。最初は4DM+この2体で回していたが、等の先制技持ちに積まれたり、ロックブラスト搭載のが多かったのと、単純にがきついので、これらに強いをもう一つの嵌め枠として採用。
個体紹介
ムーランド
特性 | すなかき |
---|---|
持ち物 | いのちのたま |
性格 | いじっぱり |
実数値 | 183(180)-178(252)-110-58-110-110(76) |
調整意図 |
H:残り A:振り切り S:すなかき発動で+1最速抜き |
技構成 | じゃれつく ばかぢから がんせきふうじ |
構築のエースとして使うと決めていたポケモン、優秀な種族値と攻撃技・サポート技共に範囲が広く初手DMが読まれづらい(たぶん)。
ダイロックで自ら砂かきを発動できる、威力150一致のダイアタックが打てる、ダイナックルでAを上げられ、ダイフェアリーで状態異常対策もできると全抜き性能の塊のようなポケモン。
そもそもHB特化にあんまり当たらなかったが、仮にHB特化でも
ダイナックル 38.0% ~ 44.7%
ダイアタック(未上昇) 44.7% ~ 52.6%、(1段階上昇)65.6% ~ 77.6%
ダイナックル 20.4.0% ~ 24.6%
ダイアタック(未上昇) 48.8% ~ 58.1%、(1段階上昇)73.0% ~ 86.9%
上記のダメージが入るので、後出しどころか対面でも困ることはなかった。に関しては途中でダイフェアリーを挟む必要も出てくるが、向こうが砂を起こしてくれるのでその分後続を考えてダイロックを使う必要がない。
元々の耐久が高いので、初手にダイロック、どこかでダイナックルを使う隙があれば、DM後の砂が残ってる2ターンで高火力を押し付けることができてそのまま3縦することもかなりあった。
1段階上昇のギガインパクトでH4振りDMが乱数93.8%で落とせる。
天敵は初手のだが、最終日は初手にとんぼがえりを使われることがかなり多かった為、両入りの構築に対しても初手で脳死DMしていた。(初手鉢巻インファイトorとびひざげりは事故だと割り切るようにした。)
デンヂムシ
特性 | バッテリー |
---|---|
持ち物 | しんかのきせき |
性格 | いじっぱり |
実数値 | 163(244)-147(252)-117(12)-67-95-56 |
調整意図 |
HA:振り切り B:残り |
技構成 | シザークロス あなをほる |
相棒枠でもなければ、ふざけてる訳でもなく、ちゃんと理由があって採用しています。
構築が固まってきた頃に、初手に投げられやすいポケモンとして(両)が非常に多かった。この4体はスカーフ・ラムのみの候補でもあり、逃げられると後続ので嵌められない可能性が高まり、こちらは基本的に交代はしない構築なので優先的に倒したかった。
そこで上記の4体と対面した時に、絶対にDMを警戒されず、相手にもDMをさせずに突破でき、1体目を突破した後にグラスシードに剣の舞からのグラススライダーやダイジェットで簡単に負ける展開が多かったので、に強いという条件も含めて探したところ、はかなり適性があると思ったので採用。
H220までダイサンダーで確定一発、H252でも乱数93.8%
確か一回だけみがわりでDMを枯らされたが、それ以外は全部初手エアスラッシュを受けてそのまま一撃で葬ってくれた。怯まずに大したダメージもなく突破できるのは最高。
H4に対してダイアースが乱数87.5%、珠ダメ込みなら確定1発。
一方で最速の火炎ボールはH252輝石DM
に対して40.8% ~ 48.1%の確定3発。
水はH52までダイサンダーで確定1発、悪は残念ながら確定をor高確率で1発で落とす手段はないが、DM後に交代されることはなかったので問題なかった。
(
一度悪にダイサンダーを使った後に欲張ってダイアース打ったらミリ耐えされてそのまま負けました、A種族値82を過信しては行けない。)
当然ですが汎用性がある訳ではなく、偶々構築にピンポイントで刺さってて初見殺しができるので採用しています。実際に初手上記の4体で交代されたのは1回だけで、狙い通りの動きができました。上記の4体関係なく、通りが良ければ選出さえすれば活躍はしてくれましたが、には何もできなかったりと、調子に乗って雑に選出するとあっさり負けました。
トゲキッス
特性 | はりきり |
---|---|
持ち物 | ラムのみ |
性格 | いじっぱり |
実数値 | 183(180)-112(252)-115-126-135-110(76) |
調整意図 |
H:余り A:振り切り S:+2で+1最速抜き |
技構成 | じゃれつく スマートホーン |
古のはりきり、後続でめいそうを出されるとで突破できない為、早い段階で誘い出して突破する為に物理型で採用。一見不利対面のを起点にしながら突破でき、DM技のおかげで火力も申し分ない、こちらは元のスペックが高い為普通に汎用性がある上に意表が突ける強力なDM枠として活躍してくれた。
Sを下げてるのは、いじっぱりで使うならどうせ2回ダイジェットを積まないと最速を抜けないのでダイスチルとドレインパンチを活かす為に耐久に回したがここは完全に好み。
本当は命の珠を持たせたかったけど、空いてなかったので今シーズン多かった初手でんじはの対策としてラムのみ。
エルフーン
特性 | いたずらごころ |
---|---|
持ち物 | こうこうのしっぽ |
性格 | ずぶとい |
実数値 | 161(204)-64-150(252)-97-102(52)-136 |
調整意図 |
H:16+1 B:振り切り D:余り |
技構成 | みがわり すりかえ |
調整はやどみがコットンガードで使ってた型と同じ。
みがわりで相手のDMやフィールドのターン調整、すりかえで後続のかで嵌めるのをサポートし、やどりぎのタネで対面操作や自分で嵌めることもある。
ヌオー
特性 | てんねん |
---|---|
持ち物 | アッキのみ |
性格 | ずぶとい |
実数値 | 201(244)-81-150(252)-85-87(14)-55 |
調整意図 |
HB:振り切り D:残り |
技構成 |
どくどく ドわすれ |
天然めいそうの亜種のようなイメージで採用。
こうこうの尻尾で特殊型の上からドわすれを積み、物理型にはアッキのみでBを上昇させる。
火力が上がらない&4倍弱点がある為よりも対応範囲がかなり狭く、回復技持ちが2体以上残っているとTODされたり、みがわりをされたらこっちが詰む。
ただ役割としてはが何もできない積んだ状態の、鉢巻、ロックブラスト搭載のを嵌めることで、互いの苦手な相手を見れる。
攻撃技が「うずしお」なのは逃げられない為と、鉢巻を持った相手だと攻撃していると回復が間に合わない為。さえいなければタラプ持ちの「のろい」型にして、みがわりで即降参する必要もなかったのに...
勝てる相手には基本負けないけど、勝てない相手には絶対勝てない、選出する時は結構ギャンブル。
バタフリー
特性 | ふくがん |
---|---|
持ち物 | たべのこし |
性格 | おくびょう |
実数値 | 161(204)-45-70-117(52)-100-134(252) |
調整意図 |
H:16 + 1 C:残り S:振り切り |
技構成 | ぼうふう みがわり ねむりごな |
型については説明不要。
イライラする相手と確率に怯える自分とどっちもダメージを受ける。ねむりごな外しで圧勝の筈の対戦であっさり負けたかと思えば眠りと混乱で奇跡的に勝ったりと運要素が強すぎてできればもうあまり使いたくない。でもやっぱり強いから最後まで使った。
選出
基本選出
oror++or
初手でダイマックスして後ろの2体で嵌める。プレイングというよりは選出の段階で決まる勝負が多かった印象。
厳しい相手
をはじめとした、嵌め戦術や身代わりしてくる相手全般。
どっちかが入ってる構築への勝率が2割り以下。
そもそもちゃんと構築を組み始めたのが24日で、煮詰める時間がなかったので対応幅を広げるよりは尖った構築にすることにした。
最後に
2シーズン連続のレート2000達成! 構築は正直欠陥も多いですが、個性的なポケモンや型を使うのは楽しかったです。